週刊ミニてんとうむし畑たより12/24~12/29

とうとう、2023年も最後のおたよりとなりました。下の双子がまだ、いっしょに暮らしていた頃(今は大学生となり、北海道と京都市内でそれぞれ1人暮らしをしています)は、年の瀬となると、クリスマスの飾りつけや、プレゼント、そしてお正月行事、いろんなことが次々とあり、1秒をあらそう様に忙しい時期でした。それから、コロナによる自粛の習慣がまだ残っていたり…季節感のある行事から、少し遠かった年末をむかえています。そんな中ですが、日中の最高気温が1℃の雪がちらつく中、たくあん漬けの本漬けを行いました。

出荷ができない二股になったり、形のいびつな大根を束にして、庭の木に数日干します。

天気が悪いと水分が抜けないので、曇りや雨雪が続く日は、樽で白漬(一次漬)にします。玄関横の梅の老木に大根を干していると、よーく見ると枝にカエルが刺してありました。「モズのはやにえ」です。葉を落とし、まだ蕾も出ていない、冬眠中の梅の老木も、物干しの代わりにされてびっくりかもしれませんね。

人間も、モズも同じ考えなのですから。数日間干したカエルはそのまま、モズの胃袋に入ってしまいましたが、大根は、まだ食べられません。糠と、海塩と黒糖、大豆、昆布、柿の皮を加えて、木の樽に詰めてゆきます。六斗樽(約100ℓ)に約100本の大根を漬け込みます。古い石臼を重石にして(大根と同じ重量なので約100kgの重さ)、乳酸菌がゆっくりと醗酵を行い、1ヶ月後に酸味と旨味がたっぷりのたくあん漬けが出来上がります。今シーズンは、これで3樽目。冷たい大根をさわる指がちぎれる様にいたくなりますが、美味しいたくあんのため、手早く作業を行います。その後は、近くの温泉で芯まで冷え切った体をあたためてきました。

さて、この一年を振り返ってみると、とにかく暑い一年だったと思います。

夏の猛暑、干ばつだけでなく、秋に入っても、真夏並みの気温がつづきましたから。炎天下の畑作業はつらいだけでなく、野菜の生育にも影響がありますから…。暑さに関しては、大変でしたが、大雪や大雨、台風といった災害もおかげさまで無く、全体的には大旨、いつもの年の野菜の出来栄えでした。

そんな中、スタッフが考えて、新しいチャレンジもありました。

秋ミニトマトの栽培、ミツバチによる秋きゅうり、万願寺の無剪定方法、冬大根の1粒まき、ハーブ園の解説、インスタ魅力度アップ、ヘルスツーリズム畑など…。大成功もあれば失敗もあったり、それぞれ楽しくどれもてんとうむし畑の成長につながりました。

おっと、私も今年は有精卵からのニワトリを育てることにチャレンジしました。また来年も新しい魅力をつけ加えてより楽しく、ゆかいな畑から、たくさんの美味しい野菜を届けたいと思っています。

この一年もありがとうございました。また来年もヨロシク!!

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年末年始のお知らせ

12/28(木)〜1/6(土)野菜の収穫休みます。野菜セットの発送は12/28(木)が最終です。配達は12/27(水)が最終になります。年始は1/7(日)から配達・発送となります。勝手ながらよろしくお願いします。

Organic cafeてんとうむしばたけは、12/24(日)最終で、1/6(土)から営業です。

枯れた木に大根の花が咲きました