スタッフコラム「僕の京丹後市生活」

僕の京丹後市生活

菅野まいける大貴

 時より雲から太陽が覗き、冬晴れが心地よい師走の候、皆様はどのようにお過ごしでしょうか。丹後では「うらにし」の天気が続き、より一層、その時々見せる太陽の光の暖かさを全身で感じています。

 年内の僕のお便りは今回が最後になりますので、簡単に夏野菜の振り返りをしたいと思います。てんとうむし畑では、夏野菜は各自担当制になっており、僕は昨年に引き続き「万願寺・パプリカ」を担当しました。まず、2月の下旬頃から、種を温めるところから始めます。温めると言ってもストーブや暖房で温めるのではなく、夏野菜の種は人肌の温度ぐらいで、「発芽するぞ!」と目が覚めるので、お腹に腹巻きをしてその中に種を入れ、二晩共に過ごします。ちょうど妻が出産した直後の頃であったので、妻の気持ちを想いながら、腹巻きの種を我が子のように愛情を注ぎました。つまり、皆さんにお届けした夏野菜は僕たちの子どもだったわけです!笑 一つ一つの形は異なり、形にも個性がありましたよね?収穫をしている時に、「君はスマートだね」や「君は筋肉質だね」と話しながらしていましたよ。

また、昨年とは栽培(子育て)中に気をつけたことがあります。それは、楽しみながら・声を掛けながらやること。某テレビ番組で、鰹節職人のお話があり、その職人さんは鰹節にクラシックの音楽を聴かせていました。生き物に聴かせるのはなんとなく理解ができますが、鰹節に聴かせるのか?と疑問に思いました。職人さんの話によると、「鰹節は生きている。人間と同じで気持ちがある」とのこと。それならば、今年の夏野菜にも試してみよう!と決意して音楽を歌い・流しながら育てていました。

食べていただいた皆さんなら、どんな音楽を聴いていたかわかりますよね?そうです。小さい頃は元気になってほしいので、アイドル系の曲で元気な子どもの雰囲気を。大きくなってきたら、ゴスペラーズや鈴木雅之の曲でダンディな大人の雰囲気を。選曲は僕の趣味ですが、楽しい気持ちでいれば伝わる!と思っていたので選びました。

気持ちが伝わったのかは分かりませんが、すくすくと育ち、子ども達は、皆さんのご家庭に旅たっていきました。中でも嬉しかったことがお手紙をいただいたこと。小さなお子様が「万願寺が好き」とイラストを描いたお手紙を送ってくれました。生産者(保護者)として子ども達が喜ばれたのは感慨深かったです。

 大根、カブなど冬野菜も、夏野菜に負けないぐらいみんなで愛情を注いでいますので、是非味わってくださいね。少し早いですが、お身体にお気をつけて良いお年をお迎えください。

 あっ、娘(人間)が1歳になりますが、そのときのお話は次回にでも…ではでは。