スタッフコラム(杉田)

みなさんこんにちは、杉田です。

京丹後に来てから早4か月が経過し、生活でも畑でも様々な経験や刺激のなか、ただ時間が過ぎるのを早く感じます。

最近、特に刺激を受けたのは、丹後ウルトラマラソン100kmの部に出場したことです。大会のことを知り、何事も挑戦という気持ちでエントリーしましたが、昔に久御山マラソン10㎞を走った時、ゴール付近で完全にへばっていたことを思い出していました。今回はその10倍の距離ということで、本番までの3ヵ月間、時間を見つけてはジョギングを続けました。

そして本番、雨予報が出ていたものの結局降らず、雲に覆われた天気の中、朝4時過ぎにスタートしました。序盤は周りのペースに流されないよう、自分の走りにひたすら集中。約5㎞毎に設けられた給水所(エイドステーション)に到着すると、梅干しや季節の果物、うどんにバラ寿司など様々なものが用意されたおり、走りながら次は何があるかなー?と食べ放題に参加している気分でした。

しかし、山間部のアップダウンや雲の切れ間から注ぐ日光が、確実に疲労を蓄積させていました。足の指にできたマメはつぶれ、ひざは絶え間なく悲鳴を上げ、足が地に着く度に身体中に軋むような痛みに襲われます。それでも沿道からの応援や励ましが、腕を振り足を前に運ばせるのでありました。

ただし、時間は無常にも過ぎていき、第二関門を規定時間内に通過することができず、あえなく強制終了となりました。

完走こそ至りませんでしたが、改めて丹後の雄大な自然を感じながら走れたこと、地域の中高生までもボランティアで大会運営に関わるほどの地元愛に触れたこと、自分との闘いにちゃんと向き合えたこと。いろんな新しい発見をこの大会で経験できたことに感謝しつつ、残り少ない丹後の生活は最後まで楽しく走り切りたいと思います!

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