週刊ミニてんとうむし畑便り3/9~3/15(ミニ449号)
ようやく畑の雪もなくなり、春を感じられるようになりました。
昨春は、黄色い花をたくさん咲かせていた菜花もまだまだ蕾かたく、1ヶ月くらい遅い感じがします。
そろそろ、なすや万願寺、ピーマン、トマトなどの夏野菜たちのたねまきの時期なのですが、春が遅れているので、もう少し待ちたいところ。でも、今夏も猛暑が来るだろうと考えると、少しでも早く捲きたい。
暦を見ると、今月は3月14日が満月。(なすやピーマンなどの果菜類は、満月の数日前にタネをまくと、野菜のバイオリズムと月の引力のサイクルが一致して育つのです。)
というわけで、今シーズンの夏野菜のたねは、3月10日にまきます。すぐ土に種を埋めるのではないです。
まずは、種を濡れたティッシュにくるんで、小さなビニール袋に密閉します。それを、お腹の中、腹巻をして体温で一昼夜あたためてあげるのです。30~35℃の高い温度でないと、種が目覚めてくれないから…。電気温床や踏み込み床で、地温を30℃以上まで上げて捲いても良いのですが、てんとうむしばたけでは、もうずーっとこの腹巻方式です。これは、私の祖父に教わったやり方。
種をお腹であたためている間は、いつもニコニコ楽しく過ごさないといけません。ホラー映画を見るのもダメ。吉本新喜劇なんかは率先して観ましょう!夜寝ている間も幸せな夢を見たいですね。そして、翌日に保温しておいた苗箱の土に種を埋めてあげるのです。
一度、試しに3日間くらい腹巻に入れてみたことがあります。
トマトは、小さな白い根っこがすでに出ていました。とっても大切な一本目の根っこ。ティッシュから取り出したり、土に埋めたりするときにどうしても、この根っこが傷ついてしまう。
そんな訳で、種が目覚めたけど、まだ根っこが出る前に、(一昼夜)土に埋めるようにしているのです。
さあ、今年も、元気に夏野菜たち育ってね!と心を込めて、腹巻きです。
